巣立ちの日

3月13日(土)に清和幼稚園第54回卒園式を行いました。
清和幼稚園の卒園式は去年から園庭・裏山を使って行います。密を回避するために始めたことですが、これがとても好評で恒例となってきています。
しかし、外でやるという事は天候に左右されます。前日は終日雨!夕方にやんだと思ったら夜雨!今年度は本当に天候に悩まさせました。
当日は雨も上がりましたが、園庭と裏山の整備の為、予定より一時間遅れで開催しました。
集合したら水神社に最後のお参りをしました。ここで和気清麻呂の話をしました。(内容は後日)

その後、式では私のつたない挨拶を挟み、卒園証書を貰います。清和の卒園証書をもらうには最後の試練があります。それは裏山のフェンスの向こうにある「どんぐり爺さんの家城」まで子どもだけで行き、どんぐり爺さんからもらうというものです。まずは一人ずつ名前を呼ばれ、保護者にお礼を言って親子で裏山に。フェンスからは子ども2人ずつで山を進んでいきます。

裏山から帰ってきた子どもの顔は一段とたくましくなったように思えました。
式が終わると体操服に着替え、バルーンの発表をしました。天気も晴れ間が出るほど回復し、最後に子ども達の心が一つになった瞬間が見れました!

今年度はコロナの影響で、マスクでの生活を強いられ、密を避けるなど制限がある中での園生活となりました。例年行っていた行事も変化を余儀なくされました。
しかし、その変化の中でも子ども達は元気に幼稚園に来て、何して遊ぼう?これしてみたい!と自ら考え楽しんでいました。幼児期は「遊びが学び」です。そして子ども達は「遊び(学び)の探究者」なのです。
例年のような行事がなかったから成長してない?そんなことはありません。子ども達は日々の生活、自由な遊び、活動を通して人と関わりながら成長しています。この先、子ども達には様々な困難があるかもしれません。しかし、この誰も経験していない変化の中、たくましく成長した年長さんならきっと乗り越えられるはずです。いつまでも応援しています!