田植え

本日5月16日(火)に年長さんが田植えをしました。稲作は清和幼稚園の年長さんの大きな仕事の一つです。
毎年下の公園(小川が流れている所)の田んぼでしていましたが、今年は園舎の建て替えがあるため同じ場所では出来ません。
そこで、移動可能な(とても重いですが・・・)大きなプラスチックの容器の中で稲を育てる事にしました。
まずは5月11日(木)に田んぼの土を容器に入れる作業を手伝って貰いました。
容器の三分の二ぐらいまでみんなで力を合わせて頑張りました。途中でミミズを発見!ミミズがいるということは良い土の証拠です。

水を入れいよいよ田植えです。
まず一人ずつ容器に入り足でぐちゃぐちゃ歩いて回る代掻きをします。これで土の塊がなくなり柔らかく水が均等にいく田んぼになります。
足を入れた時の冷たさや、感触は独特なものです。「土の靴下」は頑張った証拠!

その後一人一束ずつ苗を植えました。

自分たちで田植えし、秋には自分たちで収穫し、まず水神社の秋祭りで水神様にお供えします。その後脱穀し、おにぎり会をします。残った藁は正月のしめ縄飾りに。
最近では幼稚園の周りにも田んぼがなくなり、体験出来なくなった稲作。古来より米を主食としてきた農耕民族の日本人。稲作などの農耕をする中で、自分たちではどうにもならない自然への畏れや、祈りや感謝、延いては「生きる力」や「心の豊かさ」を培ってきたのではないでしょうか。
子どもたちにも稲作を経験する事で、少しでも食べることへの感謝などを感じてくれたらなと思います。
追伸
稲の苗を水田に植え付ける女性を「早乙女」といいます。
清和の「早“乙女”」をご覧下さい!(見学にきていたお母さん達に手伝ってもらいました)