緊急事態宣言がに伴う家庭での保育のお願いを受けて

北九州市子ども家庭局より「緊急事態宣言による認定こども園の利用について(お願い)」という文章が、4月9日(木)19:04にメールにて通知がありました。
内容としては、5月6日(水)まで認定こども園の2号・3号認定部分について、保育の規模を縮小した上で開園する。お預かりする対象となる家庭は①医療従事者②社会の機能を維持するために就業を継続することが必要な者③ひとり親家庭などで保護者が仕事を休むことが困難な場合など、どうしても家庭での保育が困難な場合に限り受け入れる。となっております。(詳細は清和幼稚園ホームページをご覧ください)(1号認定は県所管ですが、2号・3号認定に準じます)
対象となる家庭の②は線引きが難しく、解釈によってはすべての家庭が当てはまります。しかし、今まで社会福祉の観点から如何なる時も就労家庭や保育が必要な家庭のために子どもを受け入れていた保育所が利用縮小をお願いするのは明らかに異常事態です。できうる限りの対策をしようと幼稚園・保育園は多様多種の人が集まる場、また人と人とが接触する場という感染の可能性が非常に高い場所です。緊急事態宣言が出された今「まずは子どもたちの命を守る」という判断だと思います。
清和幼稚園も8日(水)から休園させていただき、預かり保育も人数は減りました。しかし人が集まる以上感染が「絶対ない」とは言えません。いつ、どこで、だれが感染しているかわからない中、現場の職員は危機感を持っています。もちろんどうしても預け先がない方がいることはわかっておりますが、出来るだけ人数を縮小し、感染の可能性を出来るだけ下げたいと思います。保育施設で感染が確認された場合、閉園となってしまいます。閉園する施設が増えれば、医療崩壊ならぬ保育崩壊が起こってしまいます。それだけは避けなければなりません。
各家庭におかれましても、異常事態の今だからこそ、今一度危機感を持ち、いまなにが一番大切なのか考え判断してください。
この緊急事態宣言は諸外国とは違い、規制するものではありません。それは民度の高い日本だからこそできることです。それぞれが考え、行動することでこの異常事態を乗り切る姿を世界に見せつける時なのかもしれません。一刻も早く事態が収束し、幼稚園に子どもたちの声があふれる日常になってほしいと切に願います。どうぞご理解、ご協力をおねがいします。
緊急事態宣言が出た中、シンガーソングライターのさだまさし氏の心打たれる発信がありましたのでホームページに掲載しています。時間がある時にでもお読みください。