新生ビオトープ

ビオトープとは、ギリシャ語の「bios(生物)」と「topos(場所)」の合成語で、生物が自然な状態で生息している空間のことを意味します。
昔は清和幼稚園の周りにも、田んぼや川があり、そこへオタマジャクシや、カニ、ヌマエビをとりに行っていたのですが、田んぼもなくなり、車の通りも多くなったので安全に遊べる場所を、との想いで約15年前に園庭ビオトープを作りました。認定こども園への移行のための建て替えにより旧園舎の方に場所を移し、裏山と一体となりました。
最近では、新入・進級による慣らし保育も終え、ゴールデンウィーク明けから子どもたちは元気に駆け回っています。
新しい小川は観察用の小さな池を作り、将来的には蛍を飛ばしたいな~なんて思っています。早速アカハライモリが住み着き、水の中をすいすいと泳ぐ様子が見れました。

川幅も細ところと、広いところを作り、流れの速さなどが変わるようにしています。橋を架けていますが、子どもたちはお構いなくジャンプして川を渡ります。

砂場は大きくなり、横に井戸ポンプを付け水も使えるようにしました。石のサークルも作りおままごとをするのに人気です。

他の遊具も場所を移し活躍しています。使えなくなった遊具はちょっと休憩するベンチになりました。

そして園長こだわりの棚田です。5月15日(火)に年長さんに田植えをしてもらいました。

まずは土を柔らかくするため、土に入って歩きます。この作業は「代掻き」といいます。何とも言えない感覚に子どもたちは大騒ぎ。先生も叫んでいました。

いよいよ田植えです。苗を指に持ち、印があるとこのにずぶずぶっと植えていきます。

今年から田んぼが大きくなったので、見学に来ていたお母さんたちにも手伝いをしてもらいました。みんな泥んこだらけでもお美しいですよ!!

棚田の上の段は、清和っ子米(せいわっこまい)下の段は清和母米(せいわははまい)と名付けました。今年はどれだけ採れるか楽しみです。